トップメッセージ

私たちは今、パンデミックや、エネルギー危機、地政学的なリスクなど、不確実性が高く、将来の予測が困難な状況にあります。また、デジタル技術の急速な進歩や人々の価値観の多様化によって、社会を取り巻く環境はさらに大きく変化し、不透明、不確実な時代に直面しています。

このような海図なき航海に出帆するときには、私たちが進むべき指針を示すものが必要です。さまざまな場所、さまざまな組織、それぞれの立場で「マツダの北極星」は何かを、創業103年の歴史を振り返りながら、議論を重ねてきました。

私たちの根底にあるものは「人を信じ、人の力を信じ、どんな困難や苦節にも飽くなき挑戦のスピリットで立ち向かっていく”DNA”」、そして「平和都市・広島で生まれ育った企業として、平和の証である人々の笑顔をつくり、社会をより豊かにすることに貢献していきたい、という”思い”」であると、あらためて認識しました。

これらの思いを、未来の社会に生きる人々に必要とされる会社となるための指針となる「企業理念」に反映し、未来に向かってステークホルダーの皆さまと共に価値創造を進めていくべく、2030年時点のマツダのありたい姿を「2030 VISION」 として定めました。

多様な技術、共創する多くのパートナーの知恵と熱量を結集し、カーボンニュートラルの実現、安全・安心・自由な移動が叶う社会をめざして、日常に動くことへの感動や心のときめきを創造し、仲間と共有できる幸せをお届けします。
マツダは、「走る歓び」を進化させ続け、お客さまの「生きる歓び」を通じて社会に貢献してまいります。

2023年6月

マツダ株式会社

代表取締役社長兼CEO

めまぐるしく変わる時代の中で
より便利に、より快適に、私たちの生活は変化し続けている。
だけど、どんなに世の中が変わっても、
大切にしなければならないものがある。
それは人がどう感じ、どう生きるか、ということだ。

わくわくしたり、ときめいたり、
好奇心や感動は、日常に「歓び」を与えてくれる。
そう感じたとき、人はそれを共有したいと思う。
隣の人と、遠く離れた誰かと、
もしかしたら子どもや次の世代の人たちとも。
歓びが生むのは、そんなポジティブな連鎖だ。

たとえば、どこかへ出かけるとき、
どこへでも行くことができるとしたら。
その先に新たな発見や出会いが待っているとしたら。
そう考えるだけで、前を向くことができる。
何かに挑戦しようとする気持ちが湧き上がる。
私たちの人生に訪れる「歓び」こそが、
自らの意思で生きる幸せにつながっているのかもしれない。

「走る歓び」を追求してきたマツダは知っている。
移動体験から多くの好奇心や感動が生まれることを。
それが共有され、たくさんの幸せや笑顔につながっていくことを。
人を信じる力と飽くなき挑戦によって、どんな困難や時代も乗り越え、
ものづくり、つながりづくり、ひとづくりに取り組み続けてきたからこそ、
確信している。
「走る歓び」とは、「生きる歓び」そのものであると。
もっと多くの歓びにあふれた社会、世界、そして未来を。
そう願う、すべての人と共に。

めまぐるしく変わる時代の中で
より便利に、より快適に、
私たちの生活は変化し続けている。
だけど、どんなに世の中が変わっても、
大切にしなければならないものがある。
それは人がどう感じ、どう生きるか、ということだ。

わくわくしたり、ときめいたり、
好奇心や感動は、日常に「歓び」を与えてくれる。
そう感じたとき、人はそれを共有したいと思う。
隣の人と、遠く離れた誰かと、
もしかしたら子どもや次の世代の人たちとも。
歓びが生むのは、そんなポジティブな連鎖だ。

たとえば、どこかへ出かけるとき、
どこへでも行くことができるとしたら。
その先に新たな発見や出会いが待っているとしたら。
そう考えるだけで、前を向くことができる。
何かに挑戦しようとする気持ちが湧き上がる。
私たちの人生に訪れる「歓び」こそが、
自らの意思で生きる幸せにつながっているのかもしれない。

「走る歓び」を追求してきたマツダは知っている。
移動体験から
多くの好奇心や感動が生まれることを。
それが共有され、
たくさんの幸せや笑顔につながっていくことを。
人を信じる力と飽くなき挑戦によって、
どんな困難や時代も乗り越え、
ものづくり、つながりづくり、ひとづくりに
取り組み続けてきたからこそ、確信している。
「走る歓び」とは、「生きる歓び」そのものであると。
もっと多くの歓びにあふれた社会、世界、
そして未来を。
そう願う、すべての人と共に。